少帝(しょうてい)<後漢の皇帝>の側近だった趙安の息子で、文武両道に秀でた誠実な青年。両親が董卓の配下に死に追いやられた後、父が少帝から託された宝剣を守りながら、もう1本の宝剣を探す旅に出る。やがて父の同門である李全と出会い、彼の下で修業に励み大きく成長。その一方で、ライバルとなる高則の許嫁、夏侯軽衣と愛を育んでいく。仮面のヒーロー「鉄面侠(てつめんきょう)」として虎牙(こが)山の山賊を討つが、そのことで窮地に陥ることに。
武術が得意なお嬢さま。幼い頃に母を亡くし、父・夏侯傑から大切に育てられてきた。許嫁の高則に対しては幼馴染み以上の感情は無く、高則との結婚に気乗りがせず家を飛び出した。わがままなところがあるが、聡明で優しく誰からも愛される性格。偶然出会った趙雲とは最初はもめてばかりいたが、次第に義侠心に溢れる趙雲に惹かれていく。やがて、趙雲を取り巻く巨大な陰謀の渦に巻き込まれる。
真定(しんてい)県の県令。車騎将軍(しゃきしょうぐん)<外征を担う将軍>として名を馳せた高洵(こうじゅん)の息子で、5歳で詩を詠み、6歳で画を嗜み、10歳で兵法を論じ、稀代(きたい)の神童と呼ばれたエリート。趙雲をしのぐほどの武術の腕を持ち、策略にも長けた冷徹な男。董卓から「宝剣を奪え」という命令を受け、県令となって趙雲に接近する。子供の頃から夏侯軽衣の許嫁だが、時にライバルである趙雲を助けることもある。紳士的だが心の内が読めない危険な男。
反董卓軍の雄、公孫瓚の娘で父親から溺愛されている。武術に優れ、女性ばかりの部隊を率いる気の強い女性。趙雲を気に入り、強引に父の配下に引き入れようとする。率直な性格で、趙雲と夏侯軽衣が惹かれ合っているのを知りながらも積極的に趙雲に迫る。
元御林軍(ぎょりんぐん)の校尉(こうい)として名を馳せ、趙安と共に師匠・楽淵から武術を学んだ達人。少帝から宝剣「倚天剣(いてんけん)」を託され、真定県に隠棲しながら密かに董卓の動向を探る。趙雲と出会った後、彼の才能を見込んで厳しく鍛える。一人娘を想うよき父でもあり、お酒が大好き。
乱世にあって最強と謳われる「三国志」一の武将。立派な体躯を持つ美丈夫で、自慢の武器・方天画戟(ほうてんがげき)で敵をなぎ倒す。義父である董卓に忠実に仕えるが、敵の力を素直に認める男らしさもある。王允の養女・貂蝉に心を奪われ一途に想う、恋愛に関しては純粋な男。
平原県の県令。漢王朝の血を引き、漢再興のため反董卓軍に参加する。公孫瓚はかつての学友で、公孫瓚と袁紹が対戦した「磐河(ばんか)の戦い」では劣勢の公孫瓚に加勢。そこで出逢った趙雲の力を高く評価する。志が高く義に厚い人物で、後に蜀を建てる。
どんな男性をも虜にする美貌の持ち主。国の行く末を憂い、養父・王允が計画した「美女連環の計」に協力。呂布の心をつかむことに成功するが、男らしく純粋な呂布に徐々に惹かれていく。国のためなら董卓に身を捧げることも厭わない、強い心を持った女性。
李全の娘だが武術は出来ない。控えめで料理上手な女性。父の下で懸命に修行を積む趙雲に心を寄せるが、趙雲の心が夏侯軽衣にあると知り、人知れず涙を流す。困難に耐える心を持ち、山賊との戦いでは負傷兵の手当てに尽力。柳慎に慕われるがその心は…?
趙雲の父。漢の行く末を案じた少帝から宝剣「青釭剣(せいこうけん)」を託される。その後、常山郡真定県の趙家村で平穏に暮らしていたが、宝剣を狙う董卓の配下に襲われる。
趙雲と幼い頃から共に育った柳慎の妹。趙雲に想いを寄せ何かと世話を焼くが、妹のようにしか見てもらえないでいる。白い虎を友に持ち、時に趙雲の危機を助けることも。趙雲の心をつかんだ夏侯軽衣を疎ましく思うが、徐々に友情を深めていく。
幼い頃から趙雲と共に育ち、趙安から武術を学んだ。妹の擎児と趙雲の宝剣探しに随行し、李全の下で修行に励む。李全の娘・飛燕に一目惚れし積極的に迫るが相手にされないでいる。血の気は多いが心根は真っ直ぐで、常に趙雲や妹の身を案じている気のいい男。
ウェイ・ジョン/イン・ニン/リー・リージュオ
PCBG.73111~73115
PCBG.73116〜73120
PCBG.73121〜73125
PCBG.73126〜73130
PCBG.73131~73135
PCBG.73136〜73140